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No.106

【日 時】 11月3日(金)5:00〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:晴れ 水温:12.5℃〜
【お客様】 石綿 様
【テーマ】 シーズン最後に1本でも釣りたい
【釣 果】 なし(最大--.-cm)
【ヒットルアー】 ソフトスティックベイト

 そもそも11月の裏磐梯でロッドを振ったことがないという石綿さんは、今シーズンの有終の美を飾るため、気合十分&睡眠時間不十分。各所でフォールターンオーバーが発生していることから、イイトコどりで要所だけを釣って行く作戦で臨みました。
 濃霧の中を桧原湖へ向かいつつ「霧散の前が勝負で、秋の行楽日和になったら相当厳しいですよ。」と告げてから、実釣に入りました。SRクランクとスピナーベイトの併用で釣って行くと、コイの跳ねが頻発! しかし、期待とは裏腹に、どういうわけか完全ノーバイト。朝マズメに1本仕留めるという計画が、早々に崩れてしまいました。気持ちを切り替えて曽原湖に舞台を移し、日陰のエリアだけをスピナーベイトで釣って行きました。普段はベイトタックルを使わないということに水面の落ち葉が加わり、理想的な釣りをすることは困難だったものの、根気良く続けていくと、倒木から引き波急接近! 固唾を飲んで見守ると・・・食わない!

石綿様

「雰囲気ムンムンだったのですが・・・。」

 天気予報どおり秋の行楽日和となり、「風が吹かないと厳しいと思いますが。」と告げてミドルレンジのスローダウンゲームを展開。案の定ノーバイトに終わったので、水温上昇を見越し、最後に単発大物ラージ狙いでシャローフラットエリアに入りました。すると、ソフトスティックベイトの着水音を嫌ってシャローカバーから泳ぎ去る40cmクラスのラージ。これをヒントに続行すると、遂にラインが沖側へ走る! 「食ってませんか?」いう私の問いかけに、「いえ、食ってません。」と石綿さん。ラインがフロントのエレキに触れるくらいになったので、頭の中は「???」 その後、自動的にロッドが曲がってから、「バレました。」
 「来年の5月までに、ベイトのキャスティングを練習して来ます。」と石綿さん。残念ながら結果は出せなかったものの、11月に大物のバイトを得たということと、課題が見つかったということの2点が、今回の収穫となったようです。努力は裏切りませんよ。

No.107

【日 時】 11月5日(日)9:00〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:晴れ 水温:12.5℃〜
【お客様】 清水 様
【テーマ】 2023シーズン有終の美を飾る
【釣 果】 ラージマウスバス12匹(最大30.0cm)
【ヒットルアー】 各種ソフトルアー・タイニークランク・スピナーベイト

 1ケタ水温&1バイト&1フィッシュのつもりで防寒対策を完璧にしていた清水さんの熱意に反し、異例のポカポカ陽気となりました。状況に合わせて釣るのが王道なので、浅場をメインに釣ることを念頭に、昼食を持ってとりあえず小野川湖へ向かいました。
 好天の3連休最終日でしたが、予想どおり湖上はほぼ貸切状態だったので、オイカワ成魚を探しながらスピナーベイトとプロップベイトの併用で釣って行きました。しかし、暖かい割には浅場にオイカワ成魚の気配ゼロ! 所々で目にするオイカワの稚魚ではキーワードにならないと判断し、成魚を探しながら釣って行きました。すると、スピナーベイトを追って引き波が! 少し時間を置いてソフトスティックベイトで攻め直しましたがノーバイト。その後もオイカワ成魚の姿がないため、夕方になっても事態は好転しないと判断し、遅めの昼食を摂ってから釣り場を変えることにしました。ズルズルと続けず早々に見切るのもウデのうちです。

清水様

「大物には相手にされませんでした・・・。」

 移動先はターンオーバーしていなかったので、サイトフィッシングをして行きました。ノーシンカーに全く反応しないことを確認してから、ダウンショットリグに作戦変更。すると、小型魚のプチバイトラッシュに突入! 釣り方で魚からの反応が激変することに驚く清水さん。しかし、平均サイズ以上の魚は激無視で、的のド真ん中を射抜いている感はありませんでした。秋の日は釣瓶落としなので、早くも夕マズメ。本来ならフラットサイドクランクで釣りたいところでしたが、水面に浮く大量の落ち葉に阻まれたので、やむを得ずスピナーベイトを選択。そして、再びラストキャストで奇跡のバイト!・・・したのは平均サイズでした(涙)。
 一応、ラストキャスト清水の名に恥じない終わり方になったのですが、都合良く大物は来てくれず・・・。しかし、"合っている釣り方をしなければ魚はいてもバイトは得られない"というバスフィッシングの基本を再確認できたことは、今後の糧になることでしょう。

No.108

【日 時】 11月6日(月)5:45〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:くもり 水温:13.0℃〜
【お客様】 清水 様
【テーマ】 初日よりもサイズアップを図る
【釣 果】 スモールマウスバス3匹(最大39.5cm)
【ヒットルアー】 SPミノー・シャッドテイルワーム・ピンテイルワーム

 早朝の気温が14℃という異常事態となり、防寒対策を完璧にしていた清水さんの汗が止まらないまま裏磐梯入りとなりました。偶然にもカーラジオから"Eye Of The Tiger"が流れて来たことでロッキー化し、実釣前から清水さんの闘志は最高潮!
 ローライトコンディションを活かすべく、まずはSPミノーからスタート。その1投目。「来たっ!」の声と共に、本日の最大魚がストライク! ファーストキャスト清水への改名を余儀なくされ、困惑の色を隠せない清水さん。ただ、後が続かない・・・。そこでシャッドテイルワームに作戦変更すると、ベストスポットでストライク! しかし、次のバイトはアワセが早過ぎる! そして待望のビッグバイトがありましたが、またしてもやってはいけない早アワセ・・・。約1ヶ月前と全く同じ失敗を繰り返し、再び推定40cmオーバーを仕留め損なう結果となってしまいました。これは往路の車内でのイメージトレーニング不足が原因でしょう。

清水様

「一応、有終の美を飾ることができました!」

 その後は急に風が強まって来たので、腰を据えてダウンショットリグを投入すると、1投目で小型魚がストライク! サイズアップを狙いフィネスジグも併用しましたが、こちらはノーバイト。そこで私がデモを行うと、1投目にバイト! シェイクし過ぎないことをアドバイスして続行しました。その後はバイトはあるもののフッキングには至らず、残り時間もあと僅か。最後にシャッドテイルワームでシャローカバーを狙って行くと、痛恨の根ガカリ。ルアーを回収に向かうと、まさに狙った場所から泳ぎ去る50cmクラスのラージの姿が・・・。「いたんですねー!」とラストキャストで決められず、清水さんもガックリ。
 今日は強風になったものの気温が高かったことで、合計10バイトと健闘。引き続きココ一番でのビックリアワセが課題として残りましたが、テーマは達成できました。実りある釣行にするため、今後は往路の車内でのイメージトレーニングに"本気で"取り組みましょう。

No.109

【日 時】 11月10日(金)5:00〜 / 14:00〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:晴れのち小雨 水温:12.0℃〜
【お客様】 倉川 様
【テーマ】 豪華2部構成で最終日に向けて男の自信を深める
【釣 果】 ラージマウスバス1匹(最大30.0cm)
【ヒットルアー】 スピナーベイト

 2週間後の最終釣行に向けて弾みをつけたい倉川さんは、遅い季節進行を踏まえて豪華2部構成を選択。現況から10月の釣りが十分通用すると判断し、それぞれで大物を1本ずつ仕留めることを目標にしました。朝マズメの部は、リクエストにより曽原湖へ。
 気温は3℃でしたが幸いにしてほぼ無風だったので、何の障害もなくフラットサイドクランクからスタート。シャッドも併用して要所をラン&ガンで釣って行きましたが、期待に反し朝マズメはノーバイトに終わりました。そこで、早々に伝家の宝刀を抜き、スピナーベイト投げまくりに移行しました。実績スポットだけを釣って行ったのですが、これまたノーバイト。この時期としてはオイカワのライズも多く、雰囲気は十分だったのですが・・・。何も起こらないまま最終エリアに入ると、ここで奇跡のボイル発生! すかさずスピナーベイトを通したのですが、これでも何も起こらず・・・。失意の下船となってしまいました。

倉川様

「もう少しでボウズになるところでした!」

 お昼休憩後は、曽原湖はパスして小場所へ。朝マズメの部はノーバイトで終わったにも関わらず、「フロッグはどうですかね?」と強気の倉川さん。小雨無風と雰囲気はそれなりだったのですが、生命感に乏しい・・・。トップに出る気配は薄かったことから、フラットサイドクランクをメインに釣って行ったのですがノーバイト。確認のため、小型のスピナーベイトに作戦変更すると、超ショートバイト! 一筋の光が差し込んで来たので続行すると、3度目のバイトで遂にストライク! 辛くもボウズを免れて、ようやく肩の荷が下りた倉川さん。これで反撃の狼煙が上がったと思ったのですが、結局1バイトを得ただけで日没を迎えました。
 特に朝マズメの部は釣れる雰囲気が十分あったのですが、結果を出すことができず・・・。力量不足を痛感することになりました。裏磐梯遠征44cmオーバー連続捕獲記録更新も赤信号点滅! 荒天が予想される明日に結果を出さなければならず、もう絶体絶命です!

No.110

【日 時】 11月11日(土)6:00〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:くもりのち雪 水温:9.8℃〜
【お客様】 倉川 様
【テーマ】 崖っぷちからの生還を図る
【釣 果】 スモールマウスバス3匹・ラージマウスバス1匹(最大50.0cm)
【ヒットルアー】 スピナーベイト・ストレートワーム

 本来なら好条件の初日に44cmオーバーを仕留め、心に過剰な余裕を持って最終日を迎えるつもりが、初日に大コケしてしまい背水の陣。寒気流入に伴う荒天が見込まれたことから、湖はパスして小場所を丁寧に釣って行く作戦で臨みました。
 「社長は置いて来ました。」と、大ギャンブルはせずに1本仕留めることを最優先する倉川さん。急激な水温低下を踏まえて、スピナーベイトSCから始めました。すると、10投もしないうちにラインが引き込まれて・・・ストライク! いきなり45cmのスモールを仕留めるという想定外のロケットスタートをかますことができました。「もう100点満点です。」ということでしたが、時間はタップリあったので続行。スピナーベイトDWに交換して釣って行くと、今度は無反転バイトで・・・ストライク! ブリブリに太った45mのスモールを手にして、若干放心状態となる倉川さん。しかし、次のバイトは残念ながらフッキングに至らず・・・。

倉川様

「雪ニモ負ケズ、45cmオーバーのスモール×2本と50cmのラージのミックスバッグで決めたりました!」

 3バイト&2フィッシュになったところで、気嵐が継続していることを考慮し、ジグヘッドワッキーリグで底層を探ってみることにしました。すると、2回目のバイトで平均サイズがストライク! この頃には遂に雪が降り出して「リールが冷たい・・・。」と嘆く倉川さんでしたが、早上がりすることなく続行。スピナーベイトSCでシャローカバーを釣って行くと、大物がもんどりバイトで乗らず! すかさずジグヘッドワッキーリグでフォローすると、トドメとなる50cmのラージがストライク! 「もう300点です!」と、必然の満足モードに突入する倉川さん。吐く息は白かったものの、心はポカポカで釣り場を後にしました。
 風雪に耐えて釣った結果、8バイト&4フィッシュと、奇跡のV字回復を成し遂げることができました。「これだから、この時期の釣りは止められないですよね〜。」と、倉川さんの症状も確実に悪化。最終釣行に向けて、男の自信がみなぎったことは間違いないでしょう。

No.111

【日 時】 11月13日(月)8:00〜
【場 所】 白河フォレストスプリングス
【状 況】 天候:くもりのちみぞれ 水温:12.0℃〜
【お客様】 柏木 様
【テーマ】 フライフィッシングのレベルアップ
【釣 果】 ニジマス30匹以上(最大50.0cm)
【ヒットフライ】 ミッジピューパ#16・ビードヘッドニンフ#16・MSC#12他

 今シーズンの裏磐梯釣行では、残念ながらフライフィッシング向きの状況に恵まれず、フライタックルの出番がほとんどなかったことに心を痛めた柏木さんは、必然の不完全燃焼。他のスクール参加から10日も経たないうちに、出張ガイドでの実釣トレーニングとなりました。
 暖かな11月であることを踏まえて、当初はドライフライ&イマージャー中心の釣りを予定していましたが、あいにくの寒気流入により、それは期待薄。確認の意味もあって、昨年のヒットパターンであるミッジピューパから始めました。ポツポツと釣れるものの核心を突いている感がなかったので、その場に柏木さんを残して偵察に出かけると、好スポットを発見! 直ぐに柏木さんを呼び寄せて釣り始めました。発泡系インジケーターを持っているということだったので、ビードヘッドニンフに作戦変更すると読みが的中! ロールキャストのレクチャーもしてから続けてもらうと、1キャスト&1ヒットの爆釣モードに突入しました。

柏木様

「だいぶフライにも自信が付いて来ました!」

 本来の目的は裏磐梯でのスモール戦に繋がる技術の習得ですが、今回は状況的に厳しかったので、魚との駆け引きの経験値向上を新たなテーマに設定しました。数をこなすことでラインハンドリングもスムーズになり、猛ダッシュにも余裕を持って対応できるようになった柏木さん。ディンプルライズが見られたタイミングでは、小型ニンフも投入して数を伸ばして行きました。この調子ならドライでも釣れそうな気がしましたが、急にみぞれが降り出したので断念。そこで終盤は、これまでの経緯を踏まえてMSCを投入したところ、本日の最大魚を含めて連発! インジケーターが見えなくなるくらいまで釣り、完全燃焼での納竿となりました。
 できればドライフライの釣りをしたかったのですが、結果的には管理釣り場の釣りに終始しました。ただ、あいにくの状況だったことを考えれば、腕が痛くなるほど魚を釣ったことには相応の意味があるはずです。来年はハルゼミが鳴く頃に挑戦してください。

No.112

【日 時】 11月19日(日)10:30〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:晴れのち雨 水温:8.0℃〜
【お客様】 二瓶 様
【テーマ】 男を磨く
【釣 果】 なし(最大--.-cm)
【ヒットルアー】 なし

 今シーズンは多くの日で状況に恵まれず、"ツイてない男選手権(裏磐梯大会)"へのエントリーを前向きに検討している二瓶さんを後押しするかのように、今日もまた雪景色&暴風という過酷な状況。湖での釣りは諦めて、小場所でじっくり釣ることにしました。
 暴風で大木がグワングワンと揺れる中、「やってやりますよ!」と雪を踏みしめて燃える二瓶さん。しかし、降雪に伴う急激な気温低下によりターンオーバーが発生しており、簡単ではないことは容易に分かりました。まずは、様子見がてら各種スピナーベイトで釣ってみましたが反応ナシ。そこで、スモラバでのカバー撃ちに移行しましたが同様。ならばと回遊型狙いのジグヘッドワッキーリグを試しましたが、事態に進展ナシ。雪景色の割には気温も高く寒さは感じませんでしたが、足踏み状態が続きました。青空が広がったタイミングで何かが起こることを期待したのですが、そう甘くはありませんでした。さすがに11月後半といった感じ。

二瓶様

 天気予報どおり青空からくもり空へと変わったので、スピナーベイトに作戦変更。居残り型ラージ狙いでシャローカバーを釣って行きました。すると、ルアーの動き出しで後方の水面が「ユラリ」となり・・・何も起こらない!!! すかさずスモラバでフォローしましたが、ラインが引き込まれることはありませんでした(涙)。その後も有望スポットを実績のあるルアーでローテーションしながら丁寧に攻め続け、メタルバイブやSPシャッド、そしてSPミノーにも反応がないことを確認してから、夕マズメはスローロールに作戦変更。しかし、これも無反応。起死回生のビッグバイトが訪れることはなく、涙の日没を迎えました。
 遂に40cmオーバー連続捕獲記録が途絶えるという受け入れがたい結果になったものの、「やり切りました。悔いはないです。」と二瓶さん。そして、「このままでは終われないです!」と意味深な言葉を残し、早速、真っ赤な手でエントリー用紙に名前を書き込むのでした。

No.113

【日 時】 11月23日(木)11:00〜
【場 所】 曽原湖
【状 況】 天候:晴れ 水温:7.5℃〜
【お客様】 倉川 様
【テーマ】 2023シーズン有終の美を飾る&マイシーズンを延ばす
【釣 果】 なし(最大--.-cm)
【ヒットルアー】 なし

 今シーズンは9本の50cmオーバーを仕留めるという快進撃を続けている倉川さんは、その勢いのままゴールテープを切りたいと気合十分。テーマ達成を応援するかのように季節外れのポカポカ陽気に恵まれたので、リクエストに沿って曽原湖へ向かいました。
 小春日和の下、湖岸でランチを楽しんでから、慌てることなく出船。夕方に勝負をかけるべきエリアを探しながら釣って行きました。好天であることを活用してサイトフィッシングをして行くと、回遊中の45cmクラスのラージを発見! 一旦離れて時間を置いて入り直すと、シャローカバーに着いたことが分かったので、遠目から慎重にノーシンカーワームで狙ったのですが・・・。その後、フラつく40cmクラスのラージを同様に狙いましたが、激無視されている雰囲気が濃厚。釣るべきエリアは完璧に合っているものの、ルアーに反応させることができないという、何とも歯がゆい展開。時間帯なのか何なのか・・・。

倉川様

 シャローカバーに居着いている見えない魚を狙うべきと判断し、スピナーベイトに作戦変更しましたが、事態に進展ナシ。そこで、ミドルレンジに移動してスローダウンゲームを試してみました。魚探画像から水深6mラインをジグヘッドワッキーリグで狙っていくと、「ん?」の後に「あれ〜!」と倉川さん悶絶。どうやら深いバイトを期待して待った結果、皮肉にもルアーを吐き出されてしまったようでした。運がない! 少し粘ったものの、次のバイトは訪れなかったことから、夕マズメはお待ちかねの巻きまくりタイム。スピナーベイトで入魂のキャストを繰り返して行きましたが、大逆転のドラマを起こすことは叶いませんでした。
 魚とのコンタクトはできたものの、残念ながら釣果に繋げるには至らず、初のボウズとなって裏磐梯遠征44cmオーバー連続捕獲記録更新も赤信号点滅! 更には、前回と全く同様、荒天が予想される明日に結果を出さなければならず、もう絶体絶命の大ピンチです!

No.114

【日 時】 11月24日(金)6:00〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:雨 水温:6.2℃〜
【お客様】 倉川 様
【テーマ】 崖っぷちから生還して2023シーズン有終の美を飾る
【釣 果】 ラージマウスバス1匹(最大46.5cm)
【ヒットルアー】 ストレートワーム

 本来なら好条件の初日に44cmオーバーを仕留め、心に過剰な余裕を持って最終日を迎えるつもりが、初日に大コケしてしまい背水の陣。寒気流入に伴う荒天が見込まれたことから、曽原湖へのリベンジは断念して、小場所を丁寧に釣って行く作戦で臨みました。
 小春日和だった昨日とは一転して雨が降り続く状況でしたが、「何かが起こる気がするんですよね。」と、根拠のないポジティブさを存分に発揮する倉川さん。厳しい状況であることは容易に想像できたので、まずは伝家の宝刀を試してみることにしました。しばらく釣って行くと、スピナーベイトを通した場所から足早に泳ぎ去る50cmクラスの大物ラージ・・・。これをヒントに、フラットサイドクランクのストップ&ゴーで釣って行きましたが、ノーバイトが続きました。暴風で大木がグワングワンと揺れる状況でしたが、水質から巻きモノは機能しないと判断。釣りにくいことは百も承知の上で、スローダウンゲームに舵を切りました。

倉川様

「シーズン最終日に己の限界を超えました!」

 時おり水面をザワつかせる強風が吹き抜け、ノーシンカーの釣りにはあいにくの状況。しかし、巻いても結果は出ないと判断し、シャローカバーを丁寧に撃って行きました。すると、ラインが動いているような、目の錯覚に過ぎないような・・・。成り行きを見守ると、「ん? 食ってる!」で渾身のフッキング・・・遂にストライク! ジャンプを阻止し、時間をかけた丁寧なファイトにより、無事にランディングに成功! 大逆転となる大物を手にして、寒さも忘れる倉川さん。その後は、50cmクラスを見かけた場所に入り直すと、再びルアーを嫌って泳ぎ去るアイツの姿が・・・。ここが潮時と判断して、1時間ほど早上がりしました。
 前回同様、またしても奇跡のV字回復を成し遂げ、裏磐梯遠征44cmオーバー連続捕獲記録更新と最遅捕獲記録も見事に達成し、「感無量です。」と倉川さん。様々な自己記録を樹立した充実のシーズンになったようです。来シーズンもどんどん挑戦して、限界に挑んでください。

No.115

【日 時】 11月26日(日)12:00〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:晴れ 水温:6.5℃〜
【お客様】 二瓶 様
【テーマ】 2023シーズン有終の美を飾る
【釣 果】 なし(最大--.-cm)
【ヒットルアー】 なし

 今回は前回のリベンジマッチとなりましたが、前日が真冬日になったことから、可能性が高まる昼下がりの数時間だけ小場所を釣る超ショートガイドで臨むことになりました。タックルを2本に絞り込んだ二瓶さんは、シーズン最後を締めくくる魚を仕留めようと気合十分。
 低水温&高透明度&ハイライトコンディションであることを考慮し、ジグヘッドワッキーリグからスタート。バイトが遠いことは織り込み済みで、有望スポットだけを丁寧に撃って行きました。しかし、当然のようにノーバイトが続き、かつ生き物の気配ナシ! 場所を変えて釣って行くと、撃った場所から悠然と泳ぎ去る50cmクラスの大物ラージ。「いたんだ。」と二瓶さんもガックリ。釣れなかったものの、大物の居場所は絞り込めたので、各所を回ってみると、今度は大型のコイの姿が! ここには後で入り直すことにして、先ほど50cmクラスを見かけた場所に入り直しスモラバで狙ってみましたが、既にその姿はなく・・・。

二瓶様

 どうしたものかと思いつつ移動していると、完全ノーマークの場所にブリブリの50cmクラスを発見! 一旦その場を離れて、場所を休ませる時間を有効活用し、コイを見かけた近くの一等地へ再々挑戦に向かいました。しばらくすると「ん!」という声の後にロッドを倒し、満を持してのフッキングで・・・スッポ抜けて茫然自失となる二瓶さん。どうやら、フッキングの直前にルアーを吐き出されてしまったようでした。この頃には既に吐く息が白くなって来たので、確認の意味のスピナーベイトを試してから、50cmクラスを見かけた場所で再挑戦。丁寧に攻めて行きましたが、再びラインに生命感が伝わることなく、終了時間を迎えました。
 終了後は、「あ〜!」と発声練習に励む二瓶さん。当然、悔しさはあると思いますが、釣りに常勝はありません。これを失敗と捉えることなく、「雪景色になってからも食わせるまではできた。」と前向きに捉えましょう。決して完敗ではなかったのです!



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