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■ ナイトフィッシング

 ナイトフィッシングというと真夏の釣りのイメージがありますが、裏磐梯では初夏〜秋まで良く釣れます。特に40cmを超える大物ラージマウスバスがトップで釣れる確率が高く、これまで私が釣った50cmオーバーは全て夜にトップで釣ったものです。普段、透明度の高い水域に棲む大物の警戒心を暗闇が解いてくれるのです。
 トップウォータープラグに果敢にアタックしてくるバスの「ゴボッ!」、「バフッ!」という音を聞いた時、「これがバスなんだ!」と思うことでしょう。大物ほどド派手なアタックをしてくることが多く、何度やっても"心臓バクバク"です。しかし、お客様には以下のことをクリアーしていただかなくてはなりません。

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POP-Rを丸のみにした秋の一匹
1 暗闇が怖くないこと
2 雨や、夏は蚊の猛攻にへこたれないこと
3 忍者のように静かに歩けること
4 暗闇でもスムーズにキャスティングができるくらい道具を使い慣れていること
5 ルアーを低い弾道で真っ直ぐキャストできること
6 力の入れ具合で飛距離をおおよそコントロールできること
7 ルアーの着水音を低く抑えられること
8 大物を呼ぶ運を持ち合わせていること

 これらすべてをクリアーできれば釣ったも同然ですが、1つもクリアーできないと釣りにならず、ストレスを感じてしまいます。ナイトフィッシングは初心者の方や、普段目標に向かってキャストする釣りをしていない方には難しい釣りなのです。
 キャスティングに自信のない方は、山の便りの庭で釣行前に少しでもキャスティング(主にピッチング)の練習をしておくことを強くおすすめします。ナイトフィシングでは飛距離よりも正確さが大変重要です。しかし、実際の釣りでは飛んで行くルアーは見えませんから、"感覚"でポイントにルアーを落さなくてはなりません。慣れて来るとルアーが見えなくとも、だいたいの着水点が感覚で分かるようになります。10m以内のショートキャストで十分釣りになりますから、事前練習は効果があります。
 実際のガイドでは、私が先行してポイントまで誘導し、お客様の目となり耳となってルアーを落す場所やリトリーブのアドバイスをします。お客様の腕をとって、「この方向にロッド5本分キャストしてください。ただし、水面から5m上に木の枝が出ていますから注意してください。」といった具合です。

 タックルはミディアムライト〜ミディアムアクションでレギュラーテーパーのベイトロッドとスプールの回転が良い国産品のベイトリール、10〜12lbのナイロンラインの組み合わせがベストです。しかし、バックラッシュが不安な方や道具に慣れていない方は、やはりスピニングタックルの方がライントラブルがないので安心です。暗闇でひどいバックラッシュを解く時にイライラしない人は、仙人になれるとも言われているくらいです。
 ルアーですが、ほとんどの場合、各種トップウォータープラグのみを使います。釣れスジルアー中心に揃えて手堅く釣るのも良いでしょうし、おふざけルアーで遊んでみるのも楽しいでしょう。ハンドメイドプラグのデビューに良い機会かも知れません。いずれにせよ、トップウォーターオンリーの釣りをします。なお、ルアーカラーは夜光色でなければ何でも良いのですが、新たに購入するなら日中も使えるように地味な色がおすすめです。また、状況によってはウッド製プラグがプラスティック製を上回る働きをしてくれる場合があることも補足しておきましょう。当然ながら、フックはスパスパに研ぐか、必要があれば新品に必ず交換しておいてください。
 状況によりルアー交換は頻繁に行いますので、ナイトフィッシングに限りスナップ(スナップスイベルではありません)の使用をおすすめします。スナップを使うことでバランスが崩れる小型ルアーは使いません。

 ここまで読んだ方の中には尻込みしてしまう方もいらっしゃるかも知れませんが、何事も経験です。実際に経験してみたお客様のほとんどは、「衝撃を受けました!」とおっしゃいます。あなたも勇気を出してナイトフィッシングの世界へ足を踏み入れてみませんか?


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