【日　時】 ７月１日（日) 4:00〜
【場　所】 桧原湖
【状　況】 天候：晴れ　水温：22.4℃〜
【お客様】 片寄 様
【テーマ】 初の桧原湖でスモールを釣る
【釣　果】 スモールマウスバス５匹（最大42.0cm）
【ヒットルアー】 スピナーベイト・セミルアー

　県内在住ながら桧原湖のスモールは初挑戦という片寄さんは、早朝から気合十分＆睡眠時間不十分。「他船の引き波は気にしません。」という片寄さんの意向もあって、混雑覚悟で桧原湖へ向かいました。道中では戦略を解説しているうちに、無人の湖畔に到着。
　岸釣りアングラーが少なかったため手近な場所から始めましたが、トップへの反応は希薄。小移動してスピナーベイトで再開すると、１投目でストライク！　これはバレてしまいましたが、その後は２投連続でストライク！　その後、ポッパーで１バイトを得てから大きくエリア変更しました。移動先でもスピナーベイトで続行。片寄さんのキャスト精度が向上して来ると、良型がストライク！　「気持ちいいですねー！　幸せです。」と更に調子が出て来たところで、キャスト＆リトリーブが決まって40.5cmがストライク！　"狙いすました"という表現がピッタリの会心のストライクとなり、早くもスピナベマシーン化した片寄さん。

「初の桧原湖で、巻きモノ＆トップウォーターで40cmオーバー×２本です！」

　他船の引き波で湖岸が洗われ濁りが入る時間帯になると魚からの反応は右肩下がりとなりましたが、スピナーベイトで押して行きました。すると、40cmクラスがバイトして来たものの、フッキングならず！　その後は予報どおり夏日になったので、サイトフィッシングに移行しました。良型を射程圏内に捉えましたが、どの魚も天才級で５戦全敗（泣）。そこで日陰スポット狙いに切り替え、プレッシャーを与えないよう慎重に接近してセミルアーを撃つと、ロングシェイクに「ハフン。」・・・本日の最大魚がストライク！　そして最後は突然のスーパーボイルに遭遇しましたが、ペンシルベイトを結んでいなかったこともありヒットならず・・・。
　晴天無風の日曜日にスピナーベイトという粋な釣りができました。数はそれほどでもありませんでしたが、厳しい時間帯にトップで最大魚を仕留めることもでき、内容が良かったと思います。「エキサイティングでした！」と、初の桧原湖釣行を満喫した片寄さんでした。

【日　時】 ７月８日（日) 4:00〜 / 16:30〜
【場　所】 裏磐梯各所
【状　況】 天候：小雨　水温：20.2℃〜
【お客様】 倉川 様
【テーマ】 トップか巻きモノで釣る
【釣　果】 スモールマウスバス２匹・ラージマウスバス11匹（最大38.0cm）
【ヒットルアー】 ストレートワーム・セミルアー・バズベイト・SRクランク

　今日まで梅雨らしい天候が持つということもあり、強気の釣りをする気マンマンの倉川さんは気合十分。日曜日ということを踏まえて、朝マズメの部は小野川湖へ向かいました。意外にも湖上は完全貸切となったので、○○祭りになることを期待しましたが・・・。
　当然のデカトップから始めましたが、あろうことか完全ノーバイト。ならばと中型ペンシルに作戦変更すると平均サイズが出ましたが乗らず！　早々にポイントを見切って要所のラン＆ガンに移行しましたが、抜群の雰囲気とは裏腹にどこも例外なく完全ノーバイトという異常事態となりました。そこで、一旦、深場を探ってみましたが、こちらも何も起こらない！　大きくエリアを変えてみましたが、見つけた魚はトップには反応せず、小型のノーシンカーなら辛うじて食うという・・・。「さすがにこんな経験は初めてです。」と倉川さんが困惑したところで、釣り場を変更しましたが、１バラシで終了となりました。

「巻きに巻いて、何とか一矢報いました！」

　朝マズメの強気路線では撃沈の可能性もあったので、夕マズメの部は最初からノーシンカーの投入となりました（泣）。釣果をあげたところでトップウォーターに作戦変更すると、バイトはあるものの明瞭な傾向が見いだせない苦しい展開に。暗くなって来たタイミングでSRクランクを投入すると、１投目でも２投目でもストライク！　「これか？」と思ったので続行すると、完全に巻魂に火が点いた倉川さんはビシビシと仕留めて行きましたが、サイズが伸び悩み・・・。しかし、遂に良型がストライク！　リアフック１本掛かりだったのでヒヤヒヤしましたが、何とか本日の最大魚をネットに収めることができました。
　朝マズメの部ではトップかスピナーベイトで正しく大暴れしようと目論んでいましたが、現実の前に完全粉砕されました。しかし、夕マズメの部で何とか巻き返しに成功。大物は出ませんでしたが、ベイトタックルメインの釣りができたので、何とか及第点といったところです。

【日　時】 ７月９日（月) 6:00〜
【場　所】 桧原湖
【状　況】 天候：晴れ　水温：23.2℃〜
【お客様】 倉川 様
【テーマ】 状況に合わせて釣る
【釣　果】 スモールマウスバス６匹（最大43.0cm）
【ヒットルアー】 フットボールラバージグ・クラバグ（自作ドライフライ）

　昨日の釣りでは体力面よりも精神面での疲労が蓄積されたこともあり、倉川さんはのんびりスタートを選択。今日は一転して晴天となる予報が出ていたことから、昨日の夕マズメの釣りは通用しないと判断し、フライタックルを追加して湖へ向かいました。
　アキアカネの乱舞に出迎えられて気分良く出船し、風が吹いていたことから深場へボートを進めました。ワカサギ当歳魚が追われている場所で釣り始めましたが、なかなかバイトがない・・・。しかし、「来ました。」の声でストライク！　39.5cmの良型を確保し勢いに乗りたいところでしたが、後が続かない・・・。そこで、浅場へボートを進めてサイトフィッシングに移行すると、早速２匹を射程圏内に捉えましたが、フライを無視。しかし、３匹目はフライにキスバイトしてから再接近し、数秒フライを凝視してから「パコン。」・・・ストライク！　見事に41.5cmを仕留めて、「カッコイーッ！」と悦に入る倉川さん。

「昨年から修行中のフライフィッシングで40cmオーバー×３本は、まさに会心です！」

　その後も単発良型を求めて広範囲をサイトフィッシング。天才級の40cmオーバーには完敗したものの、ライズしていた魚を仕留めて盛り返したところで、岸沿いを回遊する３匹の大物を発見！　進行方向にフライを置いて待つと、先頭の１匹が接近して「パコン。」・・・ストライク！　本日の最大魚を仕留めてから続けざまに40cmクラスも食わせたのですが、なぜかスッポ抜け（泣）。不運にも他船の引き波で一等地が潰されてしまったので、ここで大移動。これまでの傾向を踏まえた場所へ入ると、またも大物を発見！　フライがベストな場所に着水すると、「ス〜ッ」と接近して来て「パコン。」・・・ストライク！　〆の１本は41cm！
　晴天微風とルアーなら苦戦する状況でしたが、昨年からの修行が実を結び、フライフィッシングで逆境を打破！　サイトフィッシングかつ自作フライで仕留めるという、ゲーム性ピカイチの釣りができました。強力な武器を手に入れた倉川さんの前途は明るいと言えるでしょう。