タブ2011
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No.75

【日 時】 10月14日(金)4:30〜
【場 所】 桧原湖
【状 況】 天候:晴れ 水温:14.3〜℃
【お客様】 江藤 様
【テーマ】 釣り方には全くこだわらず、とにかくお魚GET!
【釣 果】 スモールマウスバス2匹(最大29.0cm)
【ヒットルアー】 ワーム

 今シーズン最後の裏磐梯遠征となるため、今回は手堅く行きたいという江藤さん。トップウォーターからライトリグまでを視野に入れ、釣れる魚は釣っていくというスタイルで臨むことにしました。
 放射冷却現象で冷え込んだので、FSクランクで始めましたが反応なし。すると突然ボイル発生! 直ぐにペンシルで挑むと「ゴボッ!」と出ましたが・・・。意外と高活性かと思い、それからはミノー主体で釣って行くと単発ながらも反応は続きました。ただ、ショートバイトらしくフッキングに到らなかったり直ぐにバレてしまったりと結果は出ず! しかし、時おり起きるボイルを狙うことができ、ボイル撃ちの難しさを味わうと同時にオモシロさも味わう江藤さん。この時期にトップで狙えるだけでも、早朝から出船した甲斐があったというものです。ただ、今回は釣り方にはこだわらないということだったので、晴天無風となってからは素直に深場のライトリグに移行しました。

江藤様

「深場のライトリグはかなり繊細ですね!」

 江藤さんは練習しながらの実釣となりましたが、私の開始1投目には即ヒット! これで釣るエリアは間違っていないと判断し、丁寧にポイントを探って行くと、江藤さんのスプリットショットにストライク! 1匹釣れば感覚が掴めるので、次にダウンショットに作戦変更。魚探に映る魚影をダイレクトに狙う作戦で続けると、ほどなくしてストライク! これで釣るベースは出来上がったので、風が吹き出せば魚の活性は更に上がるだろうと思っていると、無風から一転して一気に大荒れに! 風裏のエリアへ緊急避難しましたが、追い討ちをかけるように、今度は観光船の引き波がエリアを直撃。これで釣れる場所がなくなってしまい、かつこれ以上荒れると安全面に問題があると判断し、志半ばでしたが撤退することにしました。
 せっかく釣るエリアもヒットパターンも掴め、江藤さんも深場の釣りに慣れた矢先だっただけに、突然の大荒れは無念の一言。仕方がない事とは言え、あまりに運がない! かなりの不完全燃焼だったので、明日の釣りで巻き返したいと思います。

No.76

【日 時】 10月15日(土)4:15〜
【場 所】 桧原湖
【状 況】 天候:雨 水温:14.7〜℃
【お客様】 江藤 様
【テーマ】 釣り方には全くこだわらず、とにかくお魚GET!2
【釣 果】 スモールマウスバス2匹(最大37.0cm)
【ヒットルアー】 シャッドテイルワーム

 昨日は尻すぼみの釣りになってしまったので、風が吹く前に勝負を決めるべく早朝出動となりました。昨日の釣りでエリアもパターンも絞れていたので戦略面は磐石でしたが、後は出船できるかどうか・・・。
 湖岸に到着してみれば何とか出船できる波高だったので、第1ポイントへ。すると、到着直後から更に風が強まって大荒れとなり、かろうじて風裏となる第1ポイント以外には移動すらできないという事態となりました。しかし、ここで奇跡のボイル発生! シャッドテイルワームで挑むと・・・ストライク! これはバレてしまいましたが、2匹目は無事に捕獲成功! 腹パンパンの良型がULSロッドを満月にしてくれました。それからは風のご機嫌を窺いつつ、釣りになるエリアを少しずつ増やして行く作戦。居着きの魚を拾う感じの展開となりましたが、ヒットパターンが絞れているだけに"居れば来る"という感じでポツポツと反応を得ることができました。

江藤様

「悪天候でも何とか絞り出しました!」

 1度出た魚に対してはルアーを換えて再挑戦すると、SSミノーにもFミノーにもジャークベイトにもバイト! しかし、バイトが浅いのかバレが続き、プラグでの捕獲には苦戦を強いられました。すると次第に風が弱まって来たのでエリアを広げ、引き続きSSミノーで探って行くと・・・「ゴボッ!」で、またバレる! あと1歩なのですが・・・。そして無風になったタイミングで浅場へと移動し、起死回生の1匹を狙うことにすると、前方でボイル発生! 直ぐにペンシルベイトで狙いましたが、タイミングが合わなかったようで・・・。ライズを繰り返す小魚の存在は確認できましたが、エリアへ入るタイミングが少し早かったようです。
 大荒れのため昨日以上にエリア限定となり我慢の釣りを強いられましたが、ルアーローテーションをすることにより、何とか中だるみの時間もなくバイトを重ねることができました。釣果には結びつきませんでしたが、「楽しかったです。」と、江藤さんも納得のようでした。

No.77

【日 時】 10月19日(水)12:30〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:くもり 水温:13.5〜℃
【お客様】 飯田 様
【テーマ】 2011シーズンの集大成
【釣 果】 なし(最大--.-cm)
【ヒットルアー】 スピナーベイト

 飯田さんの毎月釣行も、今回がいよいよ最終回。マイ・スタイルの方向性も徐々に定まってきたので、深場でのライトリグはしないという方針が正式に決定されました。それを踏まえ、巻きモノでどうにかすべく、有望スポットのラン&ガンで勝機を見出す作戦に。
 「この時期はバイトは少ないですが来ればデカイですから。」と告げ、とにかく集中力を切らさず丁寧な釣りをお願いしました。秋晴れになるはずが曇天で、かつ水面には落ち葉も多く浮いていたので、トップは止めて巻きモノと沈みモノ中心に釣っていくと、40cmクラスが近くを素通り! しかし、浅場に大物がいることは分かったので自信を持って続けました。そしてスピナーベイトを撃って行くと、黒い影が突進して来て・・・ストライク! 確実に50cmオーバーの大物がヒットしたものの、ジャンプ一発でサヨウナラ・・・。思考停止になる飯田さん。今シーズンの最大魚だっただけに、気を静めるためのタバコが、かなりバイブレーションでした。

飯田様

今回はこのとおりです

 気分を入れ替えて第2ポイントへ向かったものの、水温が低く生命感はイマイチ。ここでも丁寧に釣って行きましたが反応がなかったので、早々に第3ポイントへ移動しました。しかし、この時期は日没が早く、あっという間に吐く息が白くなるほど気温も急降下。ただ、こうした状況下でも大物をトップで仕留めた実績はあるので、ポッパーとダブルスウィッシャーで丁寧に釣って行きました。幸いにして無風な上に水面には小魚のライズも見られたので期待しましたが、結果的にはノーバイト。プラドコルアー達に今シーズン最後の水面活躍をしてほしかったのですが・・・明朝を考えて、潔く撤退しました。
 今回は、逃げて行った大物が全て。当初の戦略で狙い通りに掛けたまでは良かったのですが、相手が1枚上手でした。「チョーシに乗るなよってことですよ。簡単に大物が釣れたらダメなんですよ。」と、あくまでも前向きに捉え、明日に向けて更に気合を入れ直す飯田さんでした。明日の挑戦はいかに?

No.78

【日 時】 10月20日(木)4:15〜
【場 所】 桧原湖・曽原湖
【状 況】 天候:くもり 水温:13.4〜℃
【お客様】 飯田 様
【テーマ】 2011シーズンの集大成2
【釣 果】 ラージマウスバス1匹(最大38.0cm)
【ヒットルアー】 SPシャッド

 昨日は記録的な大物に逃げられたので、夜はダイイングイイッダーだったという飯田さんは、防寒対策を完璧にして気合十分。「プラドコルアーですか? キンキンに冷えてます!」と準備も万端でした。
 プラドコだけでは苦戦が予想されたので、これまで出番がなかったSPシャッドの練習をしてから本番に移ろうと思っていると、練習がてらの1投目にストライク!・・・で、ジャンプ一発サヨウナラ。昨日の悪夢が脳裏を過ぎりましたが、気分を入れ替えて続行しました。しかし、ここ最近の冷え込みでターンオーバーが発生したらしく水質が悪化。貴重なボイルに対しては、どうにもキャストが決まらず、チャンスを活かし切れないままプライムタイムが過ぎました。するとこの頃から早くも強風が吹き出したので、タイミングは早かったものの次の釣り場へと移動。こうしたプラドコ不発という現状を前に、「『釣りたいルアーを投げられて楽しかった!』は卒業です。」と、魚へ歩み寄る釣りに飯田さんも大きく方針転換。真面目に今シーズンを〆る1匹を求めることになりました。

飯田様

「今までの自分には、釣れない魚です!」

 移動先でも風は強かったものの、日照による水温上昇を期待して、まずは広範囲を周って現状把握に努めました。すると、有望と思えるスポットを1ヶ所だけ発見。「捕食に上がって来るバスを待ち受ける作戦にしましょう。こういう時はタイミングですから。」と告げ、いつものラン&ガンはせずに粘りの釣りを通すことにしました。真面目に国内メーカーのSPシャッドを投げ続ける飯田さんでしたが、更に丁寧に釣って欲しかったので、障害物に当ててポーズを入れるようアドバイス。すると・・・「来ました、来ましたよ〜!」と遂にストライク! 大きさは昨日の魚には遠く及びませんでしたが、まさに狙って仕留めた価値ある1匹に、「よーし、よーし!」と湖上で雄叫びを上げる飯田さん。「水中のルアーをイメージして釣ることができました。ポーズの後にググ〜です。」と、プラドコ路線とはまた違ったバスフィッシングの醍醐味を実感していました。
 今回は、たった1匹されど1匹。これまでの"釣りたいルアーを投げればそれで満足"の釣りから、"状況を分析してルアーを総動員し1つの正解に辿り着く"という釣りの足掛かりができました。釣りのスタイルを見つめ直す機会を与えてくれた、非常に価値ある1匹だったと思います。最終回にして、また新たなバスフィッシングの世界が見えたことでしょう。



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