【日　時】 10月８日（土）11:00〜 / ９日（日）4:00〜
【場　所】 裏磐梯各所
【状　況】 天候：晴れ　水温：14.5〜℃
【お客様】 倉川 様
【テーマ】 巻きモノの秋
【釣　果】 スモールマウスバス２匹・ラージマウスバス２匹（最大30.0cm）
【ヒットルアー】 ワーム・スモラバ・ジャークベイト・プロップベイト

　秋は巻きモノで楽しい釣りをしている倉川さんは、今回も当然の巻き巻きモード。「今日の朝食は海苔巻です。」と体の中から巻いて行こうという徹底ぶり。ただ、魚にまかれてはいけないので、ソフトルアーも併用する作戦にしました。
　初日は好天の日中だったので、ノーシンカーで大物狙い。すると直ぐに40cmオーバーを見つけたものの、ルアー寸前で見切る！　平均サイズは反応して来ましたが他の大物は見つけられず、クランクベイトにも反応がなかったので、早めに桧原湖へと移動して夕方巻きをすることにしました。しかし！　現地に到着してみれば、スピナーベイトが炸裂する条件が整っていない！　代替としてプロップベイトを試してみると「バフッ！」と出たものの、ジャンプ一発でフックオフ。いろいろな面で歯車が噛み合っていなかったため、夕マズメを待たずに早上がりして体力を温存し、その分を翌朝に繰り越して早朝巻きで巻き返すことにしました。

「今回は、まかせてもらえませんでした！」

　翌朝は気温２℃という状況でしたが、マフラーを巻いた倉川さんは寒さ知らず。FSクランクの１匹目、プロップベイトの２匹目は、掛かりが浅かったのかバレてしまいました。しかし、ジャークベイトに来た３匹目はリアフック１本外掛かりながらも、絶妙のロッドワークでネットインに成功！　「価値ある１匹です！」と納得の倉川さん。その後もジャークベイトには好反応で、フッキングできなかった魚はプロップベイトで仕留めることができました。それからは晴天無風となり、一応、深場の釣りもしてみましたが反応がなかったので釣り場変更。雰囲気的にはスピナーベイトに大物がドカン！と出ても良さそうだったのですが、私の読み間違いだったようで完全ノーバイト。結局、スピナーベイトを活躍させられず、不本意な終わり方になってしまいました（反省）。
　今回は、「爆釣は無理でも巻きモノでそこそこ行ける。」という私の読みが甘かったようで、しっかりとスローダウンゲームをやり切る必要があったかも知れません。ただ、新入荷ルアーが活躍してくれたのは、うれしい収穫でした。

【日　時】 10月10日（月）4:00〜
【場　所】 桧原湖
【状　況】 天候：晴れ　水温：15.0〜℃
【お客様】 矢口 様
【テーマ】 状況にマッチした釣り方を覚える
【釣　果】 スモールマウスバス１匹（最大33.0cm）
【ヒットルアー】 ワーム

　「特にトップや巻きモノにはこだわらず、深場の釣りも覚えたいです。」という矢口さんは、前日の単独釣行ではイマイチだったとのこと。今後も単独釣行を予定しているということだったので、秋の釣り方のベースを築くことを主目的としました。
　幸いにして冷え込みも緩み水温も15℃。期待して釣り始めると、早速ボイル発見！　プロップベイトで射抜くと一撃でしたが、ジャンプ一発でサヨウナラ。それでもプラグに反応があるのはうれしい限り。しかし、やはりハードルアーで通すには厳しいようだったので、日が昇ってからは素直に深場の釣りに移行しました。矢口さんは魚探も持っているため、その見方やポイントの絞り方、魚の映り方なども解説しつつボートを進めました。そして、有望と思える場所でスプリットショット・リグを試すと、１投目に即バイト！・・・しましたが。ほどなくして私のダウンショットにはヒットしましたが、矢口さんの方は・・・船上の人間関係が微妙になり始めました。

「思った以上にディープの釣りは奥が深い！」

　気分転換を兼ねてポイントを移動し、今度はジグヘッド・リグで挑戦すると、これまた１投目に即バイト！・・・しましたが。どうやら今日はポイントに着いての１〜２投目が勝負のようです。第３ポイントでは、私のダウンショットにヒットしましたが、矢口さんの方は・・・更に船上の人間関係が微妙になるマズイ展開に。しかし、第４ポイントでは遂に矢口さんにもアタリが！　「ああっ！」と言った瞬間にはルアーを離されていたものの、これでピンと来た矢口さんは次のバイトで遂にストライク！　「今のも違和感があっただけでした。」と、この釣りの真髄を垣間見たようです。ただ、ずっ〜と深場の釣りもなんなので、最後は浅場へと移動して一発狙いのバズベイトを試してみましたが、これは不発。釣果は僅かに１匹でしたが、終了時間も過ぎていたので終了としました。
　今回は、釣果としては非常に寂しいものでしたが、単独釣行の下地作りはキッチリできたように思います。全てのポイントで全てのリグで反応が得られたので、後はフッキングに持ち込めるかどうか。経験を重ねることこそ最短ルートなので、魚探も活用して、とにかく湖上に浮いてみてください。