タブ2011
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No.0

【日 時】 5月18日(水)/ 19日(木)
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:晴れ 水温:16.5〜17.5℃ 
【お客様】 勝又 様
【テーマ】 5月の釣りをする&持ち駒を増やす
【釣 果】 ラージマウスバス8匹(最大43.0cm)
【ヒットルアー】 バズベイト・スピナーベイト・ソフトスティックベイト・グラブ他

 今回はシーズン直前のプレオープンガイド。昨年来ハードルアーの釣りに目覚めたという勝又さんは、バスの産卵行動の把握を含めた5月の釣りをしたいということで、地元に帰ってからも活かせる内容になるよう心がけました。
 今回は、あえて事前に試釣しなかった釣り場を回り、1から魚の居場所を探るスタンスで釣りをして行きました。すると、基本通りの場所に魚が多いことが分かり、現実と予習内容がリンク。今後を見据えて未デビュールアーの使い方講習も行いつつ釣って行くと、ワイヤーベイトが堅調であることが分かりました。ただ、大物はデカトップやワイヤーベイトには無反応。こうして得られた結果を翌日に繋げることとし、初日は基礎の構築と位置づけて、正しいルアー操作の体得などに重点を置きました。テーマの1つにあったへドンズのデビューは、状況がそれを許してくれない感じ。バズベイトをデビューさせられたのは収穫でしたが・・・。

勝又様

「この1匹まで長かった〜〜〜〜〜〜〜〜!」

 2日目は封印していたソフトルアーも使うことにして始めたものの、いきなりリールトラブルが発生! 分解組み立てして復活させたものの、精神的に大ダメージを受けてしまいました。しかし、これにメゲずにグラビンバズで攻めていくと・・・「ゴボッオ!」・・・アワセが早過ぎる! 明らかに大物だったので自信を持って続けて行くと、別のポイントでも大物が来たっ! ものの、またアワセが早過ぎる! それから昨日見つけていた大物のオスにソフトスティックベイトで勝負を挑むと、しばらくして遂にストライク!・・・そして痛恨のライン切れ。これには、さすがに落ち込む勝又さん。修理した太いラインを巻いてある方のリールに替えて再アプローチをすると、勝又さんのしつこさに根負けした相手が遂にストライク! 今度はクラッチワークも駆使して慎重に寄せ、無事にランディング成功! 魚の下アゴを掴み、感涙に咽ぶ勝又さん。それからグラビンバズでの良型捕獲、ポッパーでのストライクにも成功し、一定の成果を収めたところで終了としました。
 今回は行く手にクリアーすべき障壁が次々に現れましたが、それらを乗り越えて手にした大物だっただけに、その価値は算定不能。そしてまた間近で見るバスの産卵行動など、いろいろな面で忘れられない釣行になったことでしょう。今後の釣りにリンクすると良いですね。

No.1

【日 時】 5月20日(金)8:30〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:晴れ 水温:14.5〜16.0℃ 
【お客様】 勝又 様
【テーマ】 5月の釣りをする&持ち駒を増やす(その2)
【釣 果】 ラージマウスバス1匹(最大40.0cm)
【ヒットルアー】 スピナーベイト

 昨日、一昨日とテーマの半分は消化できたので、今日はあえて難易度を上げ、季節進行の遅い釣り場へ向かいました。未デビューのプラグで釣ることを念頭にしつつも、「昨日よりずっとバイト数は少ないと思いますよ。」と告げてから実釣開始!
 いきなりフラつく大物ラージを見つけたもののヤル気なし! 目視できない魚を相手にすべきと判断し、この時期の定番ルアーで要所のみを丁寧に探ったものの無反応。ただ、時間経過と共に水温は上がっていたので、タイミングを変えることで勝機を見出すことにしました。しかし! それでも反応なし。「想定外は想定内です。」と強がって、ひたすら釣って行きましたが・・・。正直これほど反応が鈍いとは思っていなかったので、後半は釣り場を変えるべきか大いに悩みました。

勝又様

「今年はスピナーベイ党で活動します。」

 お昼を過ぎると、目に見えて表層にヤル気なく浮くバスが増えて来ました。ヤル気があるのはコイとヘラブナのみ! ただ、釣るレンジは合っていると思えたのでチャターベイトを試してみましたが反応なし。そこで、昨年デビューさせて以来、勝又さんが全幅の信頼を置くスピナーベイトにルアーチェンジ。やはり、目視できない魚を相手にするべきと判断して続けると・・・ブッシュ際を通り過ぎた瞬間に奥から黒い魚影がすっ飛んで来てストライク! 昨日の反省を基にロッド&クラッチワークを駆使し、強烈な抵抗に耐える勝又さん。無事にランディングに成功し、長い苦境をようやく乗り越えることができました。1チャンスをモノにするココ一番の決定力はお見事です。そして最後は地元での釣りに活かせるよう、カバー撃ち講習をして終了としました。
 今回は好天に恵まれただけに、私の力量不足を痛感することとなりました。しかし、やり切ることの重要性や代名詞ルアーの底力を経験していただけたのは、大いなる収穫だったと思います。水温上昇に伴うバスの行動の変化など、何かしら今後の釣りに繋がるヒントも得られたのではないでしょうか?

No.2

【日 時】 5月25日(水)13:00〜
【場 所】 曽原湖
【状 況】 天候:晴れ 水温:16.5〜17.8℃ 
【お客様】 藤田 様
【テーマ】 スモールの釣り方の持ち駒を増やす
【釣 果】 なし(最大--.-cm)
【ヒットルアー】 スピナーベイト・シャッドテイルワーム・ジッターバグ・ポッパー

 年に数回裏磐梯での釣りを楽しんでいるという藤田さんは、持ち駒を増やしたいとのこと。シーズン初期であるため、今は効かなくても今後に繋がる釣りになるよう心掛けました。
 今日は風が強くボートの定位もままならないくらいだったので、「こんな日は勝負は夕マズメから日没直後までの僅かな時間になると思います。なので、序盤は練習しましょう。」と告げ、まずは使用頻度が低いというスピナーベイトの釣りから始めると、いきなり良型がバイト! しかし、藤田さんは心の準備が出来ていなかったらしく、手が動かず(ぐ〜っ、惜しい!)。それからは風裏のエリアへ入って、セミルアーやフローティングミノーなど、定番のスピニングの釣りのマスターを図りました。「ポッパーって難しいですね。」と、自身のロッドワークを再確認する藤田さん。

良型逃走

今回は一歩及ばずでした・・・

 日が傾き、小魚のライズが始まってからは本番タイム。練習した釣りで勝負を挑みましたが魚からの反応は極めて希薄。岸際でのボイルを狙い辛うじてバイトを得ましたが、狙っているサイズではありません。「これは日没前後だけが勝負時になると思います。大物はこれから動くはずです。」と告げ、最後はベイトタックルの釣りに賭けることにしました。すると最終ポイントではジッターバグの着水直後に「ゴボッ!」 これをヒントにポッパーに替えると、ここから起死回生のプチバイトラッシュに! そして、遂に良型がストライク!・・・が、バレた。それからもバイトは続きましたが、どうしてもフッキングに到らず、急激な気温低下も重なって完全沈黙となってしまいました。
 今日は悪い方に予想が的中し、日没前後のプライムタイムを逃すとソレマデヨという釣りになってしまいました。晴天となる明日も同様のパターンが予想されますが、スローダウンゲームも行って、何とか釣果に繋げたいところです。

No.3

【日 時】 5月26日(木)13:00〜
【場 所】 裏磐梯各所
【状 況】 天候:くもり 水温:15.8〜16.2℃ 
【お客様】 藤田 様
【テーマ】 スモールの釣り方の持ち駒を増やす(その2)
【釣 果】 スモールマウスバス2匹(最大41.0cm)
【ヒットルアー】 ワーム・ポッパー

 昨日は後一歩のところで結果が出なかったので、今日はスローダウンゲームも視野に入れて確実に1匹仕留めることにしました。放射冷却現象を考慮して、今日も午後からのスタートです。
 昨日の釣りで藤田さんの釣りにいくつか改善点が見えたので、序盤はタックルの組み直しやロッドワークなどの基本をおさらい。それからは有望スポットをラン&ガンで攻めて行きました。ただ、天候が昨日と良く似ていたので、「今日も頑張り時は日没前後になると思います。」と告げて釣って行きました。案の定、日中はトップや巻きモノへの反応は極めて希薄で、全体的に魚はヤル気なし。そこで、サイトフィッシングに作戦変更すると、浅場をフラつく大物スモールを発見! すかさず進行方向にワームを落とすと・・・ストライク! そして強烈な突っ込みの直後に痛恨のライン切れ・・・藤田さん放心状態。40cmクラスだっただけに、昨日の悪夢が蘇りました。

藤田様

「最後の最後にトップで仕留めました!」

 その後もいろいろな釣りを試しましたが、やはり反応ナシ。再びサイトフィッシングをすると、幸運にもテリトリー意識を持ったオスがいたのでジグヘッドワッキーで仕留めてみれば35cm。これで気が楽になりました。そして、日が沈み本番タイムに突入。練習したソフトプレゼンテーションを意識し、ネチネチアクションでポッパーを操作すると、早速のバイト。これで自信を深めて続行すると「ゴボッ。」・・・一呼吸置いた渾身のフッキングが決まってストライク! 昨日の失敗を教訓に魚に主導権を与えない電撃ランディングに成功! 9回裏の大逆転となる起死回生の大物に、「こんなサイズ見たことないです。」と自己記録更新に感無量の藤田さん。
 最後の1匹を手にするまで数々の苦難がありましたが、メゲることなくやり切ったからこそドラマが起こりました。やはり、釣りは最後までネバー・ギブアップ。この2日間状況は芳しくありませんでしたが、藤田さんの精神的タフさが釣果となって表れたと思います。



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